戸田建設 株式会社様 導入事例
日本最大級のテクノロジー総合展「CEATEC 2025」での展示協力

耐震性能の違いを伝える地震体験
地震動シミュレーター
地震ザブトン+SYNCVR
地震体験装置一式の提供、
運用支援(設営・操作対応)
2024年9月に竣工した「TODA BUILDING」は、超高層建築では希少な免震構造を採用。戸田式免震工法による「揺れ抑制技術」と、戸田式超高層RC構造による「部材損傷抑制技術」を組み合わせた「コアウォール免震構造」により、鉄骨造免震構造と比べて変形は約1/2、鉄骨造制振構造と比べて揺れも約1/2に抑え、国内トップレベルの耐震性能を実現しています。
これまでは、耐震性能を伝えるために「コアウォール免震構造」と「制振構造」の揺れを比較した動画をご覧いただいていました。しかし、性能を実際に体感していただいた方がよりわかりやすいと考え、「CEATEC 2025」の展示に向けて、直感的に違いを体感できるツールを探していました。
「コアウォール免震構造」と「制振構造」を比較した実証動画の一場面
構造形式による揺れの大きさ比較
その他、詳細についてはこちら(外部リンク)をご確認ください。
任意の地震動記録を入力するだけで、建物・高さに応じたリアルなVR地震体験が可能な「地震ザブトン+SYNCVR」を提供。
同社が誇る「コアウォール免震構造」を体験型コンテンツとして提供。
限られた展示スペースで体験と技術紹介を両立。
会場でも注目度が高く、会期中は常に人だかりができていました。
今回のメニュー画面。建物構造の違いによる揺れ方の差を比較体験。

4日間でブース全体の来訪者は合計4,300人に達しました。
建築事業本部 伊野波様
TODA BUILDINGに採用されている、最高峰の耐震性能を誇る「コアウォール免震構造」を実際に体感していただけないかと考え、国内最大級の展示会である「CEATEC 2025」の場で体験型コンテンツを用意することにしました。
当初は起震車の案もありましたが、9小間という限られたスペースの中で、地震の体感だけでなく、視覚・聴覚的にも訴求できる再現性の高さが決め手となりました。
展示会での体験型コンテンツは非常に目を引き、4日間で約500名の方にご体験いただきました。体験をきっかけに、TODA BUILDINGの耐震性能だけでなく、建物自体や地域の紹介にまで話が広がり、ご来場者様に幅広く知っていただくことができました。
会場でも非常にインパクトのあるコンテンツだったため、海外メディアによるゲリラ取材や政府関係者の方々にもご体験いただき、幅広い層に弊社の技術を訴求することができました。
「本当にこんなに違うの?すごいね!」といった声を非常に多くいただき、自社の技術を理解していただくための非常に有効なツールとなりました。また、会期中に体験希望者で溢れた際には、白山工業のご担当者様に説明や案内までフォローいただき、とても心強かったです。