計測機器

LS-8800 用通信ユニットTP-8800

TP-8800

ACT※1の高い信頼性とSNMP対応の優れた運用性を兼ね備えたLS-8800専用通信ユニット

通信ユニットTP-8800はデータロガーLS-8800専用の通信ユニットです。LS-8800の測定データをネットワーク上に伝送し、テレメタリング機能を実現します。WIN_UDPとACTプロトコル※1の2つの伝送系統による同時送信が可能です。

特長

  • WINとACT※1によるテレメータ機能

    観測データを2ヶ所同時に伝送できます。
    それぞれのデータ伝送方法には、WIN_UDP とACTプロトコルのいずれかを選択でき再送などの伝送処理は、2つの伝送系で独立して行います。

  • 遠隔監視を実現するSNMPに対応

    遠隔からの観測制御とシステムの状態監視ができます※2
    状態監視には、システムの状態を一元管理する際に一般に広く利用され、自動監視にも適したSNMP方式を採用しました。

  • Webとキーからの設定が可能

    システム全体の設定/制御をTP-8800のWeb画面またはLS-8800側のキー操作からも設定することが可能です。

  • Web からの簡単ファームウェアアップデート

    Web 画面よりアップデートファイルを指定してアップデートすることができます。(LS-8800は今まで通りローカルでのアップデートとなります。)


  • ※1: ACTプロトコル(自律協調型データプロトコル)は、MeSO-net プロジェクトで東京大学地震研究所と共同で開発しました。
  • ※2: 構築するシステム内に別途監視装置が必要になります。

主な仕様

項目 仕様
データ転送 UDP/IP を使用した自律協調型プロトコル(ACT)とwin プロトコル(WIN_UDP)から選択可能
データフォーマット winフォーマット※3
ファームウェア入れ替え ユーザによるファームウェア入れ替え可能
保守・管理機能 ファームウェアの更新、動作状態の監視(SNMP とwin ステータスパケット方式を選択可能)
電源 DC6~16V
消費電力 1.5W以下 (LS-8800※4とTP-8800の総消費電力)
防水・防塵性能 IP54 相当
動作温度 -20~+50℃
動作湿度 30%~+85% (ただし結露なきこと)
寸法・重量 170 × 21.5 × 123.5mm、約300g

※3: 東京大学地震研究所で開発された多チャンネルの地震波形を取り扱うための処理システム(WIN システム) で使用されている波形データフォーマット

※4: GPS間欠同期(1時間間隔)、リアルタイム出力OFF、3チャンネル、サンプリング周波数200Hz、アンプ倍率1倍、Ver.1.04以降のファームウェア搭載時


標準付属品

電源ケーブル( アダプタ)、EXT ケーブル、LAN 変換ケーブル、ユーザーズマニュアル、サポートディスク、保証書


使用イメージ

TP-8800使用イメージ


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