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サポート - 計測機器

LS-7000XTのQ&A

計測に関すること

LS-7000XTでは、入力レンジのフルスケールは24bitに対応していません。
実際には24bitの74%程が入力レンジのフルスケールに対応するようになっています。
これは搭載しているΔΣ型A/Dコンバータの仕様が主な要因です。
これに実際のアンプゲイン等全体の微妙な調整分を含めた結果、マニュアルに記載されている値となります。

LS-7000XTには最小位相特性と直線位相特性のFIRフィルタを搭載しており、目的に応じて選択できます。
最小位相特性のフィルタでは波形の立ち上がり時に振動波形が出る現象(しみだし)を防ぐことができるため、震源決定などに用いることが出来ます。
直線位相特性のフィルタではしみだしが起こるため、ソフトウェアによる自動震源決定のときに初動の立ち上がり位置と極性が判断できなくなります。音響計測など位相が周波数によって直線的に変化する計測を行いたい場合は直線位相のフィルタをご使用下さい。

同時には記録できません。どちらか一方のみとなります。

実装コネクタはD-sub25pinオスで全線ストレート結線です。市販ケーブルではクロストークにより性能の低下を招く可能性があるので、必ず専用ケーブル(RJ700)をお使い下さい。

計測に使用する場合、±10Vの範囲にしてください。
また、機器としての絶対最大定格は±14Vなので、これを超える範囲の電圧を入力すると壊れます。絶対に入力しないで下さい。

増幅率を0dBに設定した場合:±10V
増幅率を20dBに設定した場合:±1V
となります。

時刻校正に関すること

Typicalでは-20~+50℃まで±0.5℃の誤差精度がありますが、-20~0℃までは最悪値としてマイナス側は-1℃、プラス側は+2℃の誤差があり得ます。
ただ、最悪値ですので通常は±0.5℃と考えてください。

内部時計の精度は1ppmです。GPSを捕捉しない間は1時間あたり±3.6msecの誤差が生じます。

時刻校正設定を「Mode=Auto」にした場合、起動時のみ4衛星以上の捕捉が必要です。その後は起動時に取得した位置情報をもとにして、1衛星捕捉すれば時刻校正ができます。
時刻校正設定を「Mode=Fix」にした場合、本体に設定した位置情報をもとにして起動するため、常に1衛星捕捉すれば時刻校正が出来ます。

測地系はWGS84です。

入力する緯度経度は±10km以内の誤差範囲内におさえてください。
緯度経度が正確でないと、時刻校正の精度が正常に保たれません。

時刻校正中はLS-7000XT本体液晶に「G」と表示されます。また、リアルタイムテレメータ機能をご使用の場合は、動作ステータス情報(XML文書)でGPS捕捉状況を「使用衛星番号("satellite","enable"タグ内の数字)」として確認できます。

はい、"tcalerror"の後の数字が誤差を示しています。この数字の単位はμ(マイクロ)秒です。

LS-7000XTはGPSモジュールから出力される1pps信号のタイミングでTCXOの累積カウント値(誤差値)を取り込みます。
その値を"tcalerror"として動作XML情報に出力しています。

LS-7000XTの時刻が実際の時刻よりも遅れているという意味です。

GPS衛星の概略の軌道情報のことを指します。
アルマナックはGPS衛星から放送される電波のうち、航法メッセージの中に入っています。
航法メッセージのメインフレーム(1500bit)は5個のサブフレームからなり、50bpsの通信速度で伝送されます。
また、メインフレームのうち4,5番目のサブフレームがアルマナック情報であり、1メインフレームに1ページずつ、25ページ分の内容が交代で現れます。
メインフレーム25個分をマスターフレームといい、マスターフレーム1個を受信することで全てのアルマナック情報を取得できます。

アルマナック(衛星の概略の軌道情報)取得はJSTで毎週月曜日の13時から30分間行われます。この間、LS-7000XTはGPSモジュールの電源を入れっぱなしにして航法メッセージのマスターフレームを取得します。

"almanac"として出力する値には、LS-7000XT内部のGPSモジュールで保持しているアルマナック時刻が書き込まれています。
このアルマナック時刻は航法メッセージのメインフレームを受信すると更新されます。
(GPSモジュール動作時は30秒毎に更新されます。)
これにより毎秒時刻校正設定時は"almanac"の出力値が毎分違う値になります。
毎秒時刻校正設定以外の場合は、最後に更新されたアルマナック時刻が"almanac"として出力されます。

目安として2週間前までのものとお考えください。
ただし、しばらく使用していなかった機体で観測を開始する場合、必ずアルマナック取得を行ってください。

得られる情報は一緒なので、少なくとも国内ではどこでも大丈夫です。

GPSモジュールに関すること

古野電気製のGT-77シリーズもしくはGT-80シリーズです。

例として、1/1の朝09時00分直前に1秒挿入される場合、
  本体液晶表示、テレメータ出力データ、CFカード蓄積データともに
  08:59:59、08:59:60、09:00:00、09:00:01・・・となるのが正常動作です。
  ファームが05/11/25より古いとCFカードへの蓄積データに欠測が発生します。
  詳しくはアップデートページをご参照ください。
   →アップデートページ

  GPSモジュールがうるう秒不具合未対応の場合の挙動は次の質問をご覧ください。

日曜日にうるう秒が挿入されるときに限り、GPS出力情報に重複が発生する
 可能性があります。テレメータ出力データには問題ありません。

交換済みの機器には緑色の丸いシールを貼ってあります。
 確認方法はこちらをご参照ください。
  →確認方法

通信に関すること

下記のソフトウェアが利用できます。
・WINシステム
  recvstatus2
・白山工業フリーウェア
  ls7Xstatus

LS-7000XTのMACアドレスはシリアル番号から確認することができます。
例えばシリアル「02010045」の場合、MACアドレスは次のようになります。
 「00-50-e6-02-01-2d」
MACアドレスのつけ方は下記のようになります。
  00-50-e6-02 まではLS-7000XT固有のものとなります。
  01 はシリアル番号の左から3-4番目の値が入ります。
  2d は0045を16進表記した値が入ります。
また、ネットワークに接続されている場合は、「arp」コマンドにより確認できます。

「コントロール番号」、「サブコントロール番号」とは、送信側がパケットにつける16進数で00からFFまでの連続番号です。
(それぞれWINフォーマットにおける「パケット番号」、「再送用パケット番号」と同じ意味です。)
受信側でコントロール番号が途絶えたとき、受信側プロセスは欠落した番号の再送要求パケットを送信します。送信側が再送要求を受け取ると、該当するコントロール番号のパケットを再送します。その時コントロール番号は新たな番号に付け直されますが、サブコントロール番号は再送前の番号が付きます。

お使いのFTPクライアントソフトの設定をご確認下さい。
考えられる原因としては以下があります。
①FTPクライアントソフトの設定がフルパスでファイルにアクセスする設定になっている。
 例えば「get /TCAL.TXT」とコマンドを送ると接続に失敗します。必ず「get TCAL.TXT」のように相対パスでファイル接続する設定にしてください。
②FTPクライアントソフトの改行コードの設定が「CR+LF」になっている。
 LS-7000XTで使用しているftpサーバは改行コードがMS-DOS系(CR+LF)ではなくUNIX系(LF)です。従って、MS-DOSの改行コードを使用するFTPクライアントだとCRコードがファイル名の一部と認識され、通信に失敗します。

電源に関すること

電圧の高いバッテリから順に消費されます。

使用条件によって変動しますが、100mA~150mAの範囲内とお考えください。
なお、時刻校正時(GPS起動時)はそれに60mAほどプラスした値になります。

データに関すること

UNIXマシンで"CAT"コマンドによって結合が可能です。

LS-7000XTは時刻精度を得ることを目的にGPSを捕捉しております。そのため、カーナビ等に搭載されているものとは異なり、位置情報よりも時刻情報を得るために適したGPSモジュールを搭載しています。従って、位置情報については記録しておりません。

時刻校正の設定が「Mode=NONE」になっていないでしょうか?
この設定になっているとGPSの捕捉を全く行いません。
このため、測定開始時のチャンネル毎の起動タイミングのずれがそのまま残り続けるため、データにずれが生じます。

搭載されている部品のバグにより、サンプリングタイミングが最大1サンプル  ずれる可能性があります。本体の改修ならびにファームウェアの変更が必要です。  詳しくはこちらをご参照ください。   →2007年当時の改修のお知らせ

改修済みの機器には正面左上に青い丸印がついています。
 確認方法はこちらをご参照ください。
  →確認方法

記録に関すること

ATP社製の産業用コンパクトフラッシュ2GB(SLC)(型名:AF2GCFI-HSN002)、または
SanDisk社製コンパクトフラッシュ(型名がSDCFBまたはSDCFHで始まるもの)2GB以下を推奨しています。

過去の推奨産業用品
(ATP社製の産業用コンパクトフラッシュ)

型名:

  • AF2GCFI-HSN001 2GB(SLC)(生産終了)

産業用品を推奨する理由:

  • ・安定供給が可能です。
  • ・全領域がスクリーニングされた SLC NANDフラッシュメモリを使用しており、 信頼性・耐久性を要求される用途に最適です。
  • ・弊社専用型番でハードウェアおよびファームウェアのリビジョンが管理されており、製造ロットによる仕様変更が原因で引き起こされる動作不良のリスクを回避できます。

上記、産業用CFカードのご購入を検討される場合は弊社までご連絡ください。


LCD表示は整数3桁端数切り捨てなので、容量が1.9GBだと「 1G」と表示されますが、実際には2GB(1.9GB)として処理されますのでご安心下さい。

マイクロドライブは使用できません。

ch数とサンプリングレート、フォーマット、データ量等によって異なりますので、あくまでも参考値としてお考えください。
(winフォーマットの差分データサイズを1として計算)
 100Hz,3ch測定時(FAT32)・・・69日
 100Hz,6ch測定時(FAT32)・・・34日
 200Hz,3ch測定時(FAT32)・・・34日
 200Hz,6ch測定時(FAT32)・・・ 18日

「OverWrite = NO」 の場合はCFカードの容量が残り2MBになると測定を終了します。
そのままであれば、再度測定をすることはないのですが、なんらかの原因で電源OFF~ONになりますと、測定状態で起動し、ファイルをひとつ作ってしまいます。
そのときに残り容量が2MBを切っているので、測定終了になります。
電源OFF/ONのたび、上記を繰り返しファイルを作成していきます。
残り2MBすべて消費した場合にはファイルを作成することはなく、古いファイルを削除することもありません。

FAT32でフォーマットした場合、FAT16よりもアロケーションユニットサイズが小さくなります。
メディア上のデータは、アロケーションユニットサイズの整数倍で管理される為、収録されているデータの1分ファイルが定常的にそのサイズに近い場合、メディア上で無駄に使用される領域の率が高くなります。
従って、FAT32を使用した方が、CFカードを効率的に使用することができます。

SanDiskのCFカード(SDCFB)を使用した場合、故障率(MTBF)から算出した値は約114年に1回となります。
これは20枚を同時期にお使いいただきますと、約5年に1枚が故障する確率となります。

一部のメーカのCFカードを使用した場合に起動しない事例がありました。
こちらをご参照ください。

2GBまでです。
それ以上のものを使用すると、ハードウェア上の制約により異常動作のおそれがあります。
ご注意ください。

設定XMLファイルを編集することにより可能です。
ただし、設定後にLS-7000XTの本体キーのSETボタンを押した後(設定変更の有無に関わらず)、[Save Setting?]画面でEnterを押してメインメニューに戻ると、トリガ設定が百万の位以上を切り捨てた数値に変更されてしまうので、ご注意ください。

表示に関すること

GPS機能状態表示は以下のようになっています。
 "G": 時刻校正中(1PPS待ち)
 "P" 測位中
 "g": アルマナック収集中
 "L": アルマナックロード
 "+": 常時電源ON
 "-": 電源OFF

測定中に表示される時刻表示は、フィルタ処理しているデータの時刻を表しています。
そのため、実際の時刻と比較すると数秒の遅れが生じることがあります。

正常です。
GPSの捕捉環境が良い場合、S1を確認する間もなく、瞬時に観測開始状態になります。
最新のアルマナック情報をGPSモジュールが取得している場合やDIPSW7がONになっている場合、あるいは時刻校正の設定が「Mode=Fix」になっている場合、起動時の衛星捕捉が高速になるため、この現象が発生する可能性が高くなります。

LS-7000XTのファームウェア、アンチエイリアス版(07/05/30)または、オフセットキャンセル版(07/05/30以降)において、サンプリング周波数設定「50Hz」が含まれている設定ファイルを使用した場合、パネル表示「SYNC G」を表示したまま動作しません。
サンプリング周波数設定を「50Hz」以外へ変更してください。

ファームウェアに関すること

LCDのメインメニューの上から5番目の項目「FrmName」で確認できます。
各ファームウェアの「FrmName」は以下の通りです。
 アンチエイリアシング版→LS70XTa
 オフセットキャンセル版→LS70XTc

2種類のファームウェアは、1Hz出力設定時のデシメーションフィルタに違いがあります。
これにより1Hz出力データのエイリアシング特性とドリフト特性に以下のような違いがでます。
(1Hz出力設定時のフィルタ以外での違いはありません。)
 アンチエイリアシング版→エイリアシング無し/ドリフトあり
 オフセットキャンセル版→エイリアシングあり/ドリフト無し
各ファームウェアのデシメーションフィルタの振幅特性等につきましては、マニュアルに記載させていただいております。

◎オフセットキャンセル版
 <メリット>
 ・測定毎に入力短絡データをゼロとすることにより、"LS-7000XT単体の"ドリフト成分を除去します。
  (注)センサ出力のドリフト成分は除去されません。
 <デメリット>
 ・エイリアシングの影響を受けます。(センサとLS-7000XTとの間にローパスフィルタを挿入すればエイリアシングを防げます。)
◎アンチエリアシング版
 <メリット>
 ・センサ出力にナイキスト周波数(0.5Hz)以上が乗った場合にエイリアシングの影響を防ぐことができます。
 <デメリット>
 ・LS-7000XT自体の温度ドリフトの影響がデータに出てきます。
 ・フィルタ遅延が2秒程度生じます。

その他

ソフトウェア「データマークアシストSR7001」を使用すれば設定ファイルを編集し、ネットワークに接続されているLS-7000XTに設定を送り込むことが可能です。(「データマークアシストSR7001」については弊社までお問い合わせください。)
ただし、設定を有効にするためには、現地で本体を再起動をしていただく必要があります。

Linuxなどの汎用OSは使用しておりません。必要最低限の機能(TCP/IP、ファイルシステム、タスクファイル)のみ提供するリアルタイムOSが入っています。

50Hzが表示される機体は、サインプリングタイミングの位相ずれ改修が  済んでいない機体です。本体の改修ならびにファームウェアの変更が必要です。  改修済みの機体には正面左上に青い丸印がついています。  詳しくはこちらをご参照ください。   →2007年当時の改修のお知らせ

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